ステアリングの振動原因の修正

ヨコハマアルメックスホイールとGOODYEAR GT080のタイヤです。ホイールは大昔の昭和時代のものですし、タイヤもどうやら今では入手できない銘柄になっているようです。 このセットはタイヤサイズの「175/80-R14」に拘り探した結果、たまたまこの組み合わせになったものです。
以前のメモで「昭和のホイールの装着」という事でこれを取り上げていますが、実はこのホイールにしてからというもの、ハンドルに微振動がでてしまい、これまでいろいろ対策を行ってきました。ここにきてかなり収まってきた事もあり、メモとしてまとめておくことにします。

 

 

このホイールは事前にあまり調べる事無く入手してしまったので、タイヤを車体に装着するまでが少々面倒でした。
それは前回のメモでも記載しておりますが、平面座ナットや、キャリパーへの干渉だったのですが、一番の問題はステアリングの振動で、最後まで消すことが出来なかったのが高速走行時の振動でした。

 

 

 

平面座ナットで固定するホイール。
現在では多く採用されているテーパー式に慣れていたためか、平面座ナットで固定する汎用ホイールは頭に無く、手元に来てから慌てて探してみたですが、この穴にピッタリのナットがなかなか見つかりません。少々時間がかかりましたが、なんとかオークションサイトでM12・ピッチ1.25、そして径の合いそうなものを入手することができましたが、テーパー式のものを探しておけば面倒も無かったかとちょっと後悔しました。(純正マグもこのタイプですが純正だけにハブでセンターが合う仕組み)

 

 

入手したナットは専用品では無いのでピッタリではありません。それは仕方ない事で、矢印部分のサイズ(シャンク径)が少し合わないものを使ってみる事にしました。
ホイール17.8mmの穴に対し、ナットは17.2mmです。少しガタつく感じがありました。

※因みにこのナットは「スタンダードマグ」 「ラグナット」で検索すると見つかると思います。ナットの品質などは全く問題が無いのでこのサイズでお探しの方は検索してみて下さい。

 

 

シャンク径が微妙に合っていないのでホイールナットを締めていく時に、均等にうまく締めていかないとホイールのセンターがズレてしまう恐れがあることがわかりました。
これによる微妙なセンターのズレが振動の原因となる事もあるようです。実は今回もこれが原因と思われる振動が交換した直後にありました。
何も考えず微妙に片寄った状態で締めてしまい結構な振動がでました。平面座ナット式の汎用ホイールの場合、センターを合わせるように、タイヤを回しながら少しずつ締めると良い事がわかり、これによりかなり改善しました。

 

 

他にも疑わしいところがありました。ナットを締めていく際に違和感を感じる部分があるのです。
ナットを締めこんで、トルクレンチで最後の一回しをしようとする際、ナットが何かに当たる感じがするのです。

 

 

その部分がどこかはよくわからないのですが、ホイールのハブ部分にナットが当たる感じ?それともハブボルトがナットの内部で底突きしている感じ?というような感触です。
これが原因でしっかりとホイールの固定が出来ず、ほんの少しの緩みから微振動が起きてしまったのだと考えました。

 

 

そこでナットを厚みのあるものに、更にホイールナットがガタつかないようにホイールの穴にピッタリ合うようなサイズで作ってみることに。
写真の汎用ワッシャーですと、外径はホイールの穴にほぼピッタリ。あとは内径を拡大すればナットのシャンク径にピッタリ合うだろうという安易な工作を思いつきます。
仮にこれがうまくいくとセンターも大体合うし、締め付けてもワッシャーに厚みがあるので、突き当たることなく固定できるはずです。

 

 

精密な機械は持ち合わせていないので、雑に電動ドリルとキノコドリルで加工しました。

 

 

少しずつ内径を拡大していって、ナットの径にピッタリのサイズで拡大をやめるというアナログな方法です。
拡大し過ぎて失敗したものもありましたが使えるものが16枚ほど仕上がりました。

 

 

これで締めてみたところ、底突き感もなくホイールがしっかりと固定される感じでした。ワッシャーの厚みをコンマ数ミリ厚くするだけでしたが締めた感じが違います。
既定の78~88ニュートンで締め付けることが出来ています。


 

ナットに付属していたワッシャー。このナットやワッシャーが悪いわけでなく、S30とアルメックスホイールの組み合わせには少々合わなかったという事ですね。

 

 

加工したワッシャー、厚みが違います。
使うナットは同じですがワッシャーが違うだけで固定が変わりました。この寸法のナットを使いノーマルS30車両にアルメックスホイールを装着する際は、こうして少し厚くしてあげる事によりしっかりと固定出きるようです。あまり無い組み合わせでしょうけれども、仮にこのタイプのホイールの装着を検討されている方は覚えておいた方が良いかと思います。
本当はアルメックス専用ナットがあればこういった事も必要ないのでしょうが、残念ながら探してもありません・・・。

 

 

結果的には加工ワッシャー一枚でかなり良くなり、試運転をしてもステアリングの振動は感じられなくなりました。
ホイールやタイヤのバランスを合わせる事。
ホイールのセンターを意識して回しながら締めていく事。
平面座ナットの場合シャンク径やシャンク長に合ったナットが望ましい事。
きっちりと規定トルクで固定できているか注意する事。やはり本来であれば基本となる事をしっかりと見直せば振動は出にくくなるという事になります。
実は・・一般道ではこれで良かったものの、高速では振動が発生して再度対策しています。
<2021年6月>

 

 

<追加>ホイールの色の検討。
暫定的にと思って入手したホイールでしたが、振動も無くなったこともあり、結局これがメインになってしまった感じです。
気分転換に色を変えてみようかと、フォトショップでイメージを確かめるため塗ってみました。比較してみたのがこの写真です。
最近は特に目的があって乗って動かす事も無く、近所を調子維持のために乗るだけになっていますので、これを実行する必要があるか目下検討中です。
(2022年4月に実行しました)

 

 

今回の「振動原因」とは離れてしまいますが、ホイールはやはり時代に合ったデザインも重要です。純正マグのデザインのお手本になったと思われる輸入ホイール。
ホイールの素人なりに思うのは、こういった年数の経過したマグホイール(マグの場合)の強度はどうなんだろうと思ってしまうのですが、こうして合成してボディとの馴染み具合を見るとデザインはとても良いですね。

 

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