マスターバックとシリンダーの組み合わせ

スカイライン用の日産純正マスターバックは初期Z用と少し作りが違うため、Zで使えるよう前回加工を行いました。

 

今度のマスターバックに付くシリンダーですが、現在でも入手が可能で初期のZに使える日産純正のマスターシリンダーとなると、このナブコシリンダー(46010-E8702)だけだと思います。
使えるとはいえ、初期Zにこのままでは取り付けが出来ません。パイプの取り付け位置や、フルードの吐出口が前後逆になっているので、ある程度の加工が必要になってきます。

 

でも幸いなことに、今回用意したスカイライン用のマスターバックとの組み合わせは良く、マスターバックのプッシュロッドは交換せずともピッタリと合います。
スカイライン用マスターバックに初期用のトキコシリンダーですと、マスターバック側のプッシュロッドの長さが合わず、ロッドを交換する必要がありますので、今回はナブコシリンダーを初期風にして装着することにします。
写真で確認できると思いますが、既にタンクを逆に装着し直して初期の雰囲気を出すように変更しています。

 

でもこのキャップは初期の雰囲気を壊してしまいます。機能的にはこちらのロック式のキャップの方が明らかに良いのですが、雰囲気はというと初期の欠陥のあるキャップの方が良いのではと思ってしまいます。

 

現在のエンジンルーム内に付いているロックの無いキャップと初期のトキコ製シリンダー。
ロックの無い初期のトキコは、時間が経過するとこのキャップがユルユルになり、酷いものだと振動で取れてしまうようです。トキコというなんとなく可愛らしくも聞こえるメーカー名は、かつて「東京機器工業」と名乗っていた時の略称のようですね。

 

おかしなもので、悪いと言われているものでも初期の雰囲気を出すためと思うと付けたくなります。キャップ単体はナブコシリンダーにもピッタリ合うため、これだけ付け替えてみました。一つ前の初期シリンダーの写真と見比べてもあまり違和感は無く、雰囲気はかなり良くなります。
尚、タンクを前後を逆に装着し直した時にチェックバルブ※も入れ替えています。

チェックバルブ詳細はこちら。

 

アルミのスペーサーも手を加えました。塗料で黒く塗ってみたところ、違和感が少し和らいだような気がします。

 

マスターシリンダーの吐出口の位置が違う事に加え、マスターバックのスペーサーの厚みによりシリンダー位置が前にずれるので、配管の変更も必要になります。
これは以前の車でシリンダーを変更した際に試作したパイプですが、今回もこれに似た形で作り直さなくてはいけないでしょう。まずは車体にマスターバックを装着してから現物合わせでやってみることにします。<2021年1月>

 

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