ブレーキパイプの加工ツール

ブレーキパイプやクラッチパイプは比較的長く使える部品だと思いますが、何度も締めたり緩めたりを繰り返していると、ナットを舐めてしまったりして、交換が必用になる時がくるかもしれません。
現在S30の補修パイプは部販からは購入できませんから、ちょっとしたものなら作ってしまった方が簡単です。

 

 

ナット部分も鉄ですから錆びも出てきます。きれいなものに交換してしまった方が気持ち良いのではないでしょうか。

 

 

前回ブレーキマスターバックとマスターシリンダーを交換した際も、このパイプの作製が必用でした。このようにパイプを自由に作れる道具を持っているとメンテナンスの範囲も広がります。

 

 

道具として必要なのはパイプを潰さず切るカッターと潰れないよう曲げるペンチ。

 

 

あとはフレア加工をする工具です。これは工具販売のストレートさんで購入した、「ブレーキパイプフレアリングツールセット SAEφ4.75パイプ用」です。今まで何度かこれでフレア加工をしてみたのですが、使ってみてフルードが漏れる事もありませんし、加工の失敗もゆっくり丁寧に行えば、ほぼありません。

 

 

必要なパイプは「キノクニ」さんから購入しています。直径4.8mmのクラシックチューブ、スチール製です。
ネットオークションではブレーキパイプ用として銅素材のものを売っているようですが、よく調べると銅のパイプを現在の自動車用として使うのはよろしく無いようで、こちらのスチール製を使った方が無難です。
少々残念なのは販売しているパイプがこのメッキタイプしかなく、日産純正の緑っぽいものや金色にメッキされたものが無い事です。

 

 

フレア加工やパイプの曲げ方については、説明書を読むなりして行えば間違いなく加工できますので、ここでは省略します。
写真右側に見えているボルトをねじ込んでいく事により、ダブルのフレア加工が行えるとだけ記載しておきます。

 

スチールパイプにフレア加工を行うと、このような感じで仕上がります。

 

 

フレアナットは自動車メーカーにより仕様や形が違うものが使われます。写真左は日産用、右はトヨタ用。形がちょっと違います。
ブレーキ油圧系のネジピッチは緩み防止のためか、通常の自動車用ナットより細かい、M10のピッチ1.0が使われています。(これは日産・トヨタ同じ)
同じメーカーでも、車種や年式によりもしかしたら違うネジ径、ピッチがあるかもしれませんが、S30Z用のフレアナットはこのタイプが使われています。

 

これは以前、クラッチのパイプを複製しようとパイプから作っていったのですが、このような複雑な角度で曲がるものも慣れてくれば作れるようになります。但し形はかなりコピーして良い感じと思っても、実際に付けてみるとナットがうまく入らないことが多いので、最後は現物合わせの力業での微調整が必要になると思います。

 

キノクニさんのホームページから拝借していますが、もしパイプ工作に興味があればこれも持っておいた方が良いかもしれません。スチールパイプは結構曲げにくく力が必用です。この工具があれば加工も簡単に行えると思います。
現在私は似たようなものを自作し使っているのですが、この形であれば使いやすそうです。