
今回の車検に向けてのメンテナンスとは言えないかもしれませんが、以前から気になっていたテンションロッドの交換を実施しました。
私のメンテナンスの技量の無さから、テンションロッドのブッシュを交換すると、ロッドの固定ができなくなる問題が起きまして、ロッドのネジ切り部の長さがあと10mm欲しいという事を前のメンテナンスメモに記していました。

その後いろいろ探してみたら、ちょうど10mm伸ばしたロッドが市販されていましたので、今回そちらに交換してみる事にしました。
そもそもこの10mm長いロッドの目指したものは、ブッシュが入る部分に付属のシムを入れ、フロントのキャスター角の調整を行えるようにしたロッドで、シムが入るので、その分だけネジ部を伸ばしたというパーツです。
私の欲しかった、新品ブッシュは厚いのでナットを掛けやすいようにネジ切り部を延長して欲しい、というものではありません。でも私の求めていた10mmを実現してくれているロッドでもあり、実際に使ってみるとナットが掛けやすくなっています。

写真上:今回のロッド
写真下:純正ロッド
テンションロッドの装着を楽にするだけなら、ロッドが伸び縮みするピロテンションロッドにすればとも考えたのですが、ピロ式はブッシュが無くてダイレクトにボディに固定されますし、見た目も変わってしまいます。そもそもそんなにハードに走るタイプでも無いので、10mm伸ばせればそれで十分かと思ったのです。

フロント固定部。
ちょっと固定部の形も純正とは違うのですが、問題なく固定できました。きっちりとテストして作ってくれているのでしょう。他への干渉もありません。

シム調整式ロッド。
折角のキャスター角を調整できるタイプという事もあり、キャスター角の違いによる変化を試してみたくて、今回片側に1枚だけシムを入れて違いを確かめてみる事にしました。

ロッドのネジ切り部分が10mm長いのは助かります。
これはシムを1枚入れた状態で固定しているのですが、純正ブッシュを挟んでも、楽にナットがかけられます。

シム1枚で3mm程度でしょうか、テンションロッド先端が少し前に出て、それによりキャスター角が変わるようです。
シムを片側に1枚入れてみたのは直進安定性がどう変わるかもみたかったのです。私の車は微妙に左に曲がっていく癖があったのですが、この一枚でそれが修正され、ほどんど気にならなくなりました。
S30は調整するポイントが無いのでこういった部分で調整ができて、走行性が変わるというもの面白いものです。
シム1枚でこれだけ変化が出るという事は、テンションロッドのナットを強い力で締め付けるとブッシュがつぶれ、それが要因でロッドが規定より引っ張られ、キャスター角に変化が出てしまうことも考えられます。直進性が悪いという場合、いろいろ確かめるポイントがありそうです。

高速でのテスト走行後。
テンションロッドはブッシュの交換も楽になったし、調整も少しできるようになりました。しかも微妙な長さの変化で、操縦性も変化することがわかりました。
本来はアライメントを測定して調整するのでしょうけれども、実際に走らせて運転の感覚で確かめ、その後アライメントをみてもらうのも良いかと思っています。
今回は試しにやってみて、運転感覚の良い方向に変わったので満足です。<2024年1月>