ハザードスイッチの特殊工具

まずはスイッチのレバー部分が通る大きさのワッシャーを探しました。
手持ちのワッシャーの中から大きすぎず、小さすぎないワッシャーを探し見つけました。
このワッシャーの内径は12.5mm程度です。これでギリギリですから、本当はもう少し余裕があった方が良いと思われます。できれば13mm+程度欲しいところです。

次にそのワッシャーにスイッチの穴と同じ間隔で穴を開けます。測ってみるとスイッチの穴の間隔は18mmでしたので、印をつけドリルで穴を開けます。
穴の大きさは2mm程度。
ワッシャーの穴の内径が大きすぎると、このピンの穴を開ける事が出来なくなるので、内径は先ほどの13~14mm程度が限界と思われます。

その穴に2mmのネジを入れ、これをスイッチの引っ掛けとします。
ナットで固定して平行を保っておいて、裏側をJBウエルドで接着して固定しました。

引っ掛け部のネジは2mm程度でないと駄目なようです。
これ以上太いとスイッチの穴に入りません。

次に持ち手部分です。
樹脂パイプにネジの頭部分が当たらないよう凹みを作り、先ほどのワッシャーをパイプの先端に接着します。
試作1号が完成しました。

少し戻りますが、引っ掛けを付けたワッシャーをスイッチのナットに合わせているところです。
引っ掛けネジのピンはしっかり固定用ナットに入っています。これですとナットを工具に付けたまま、片手でも締め付ける事が出来るはずです。
このワッシャーを写真の塩ビパイプに接着して乾燥させ、手作り簡易特殊工具の完成となるはずでした。

完成した工具を持って車で試してみると使えません。
ダッシュに付いているハザードスイッチは、取り付けの穴部分が奥まっていて、作ったワッシャーの外径ですと大きすぎて入っていかないのです。
写真のようにスイッチ取り付け部は少し奥まっています。先が入らないのです。
最初によく見ておけば、先を細く作らなければいけない事が確認できたはずなのに、また二度手間になってしまいました。

作り直し。
ワッシャーの外径をグラインダーで22mm程度まで削り、筒部分も細身のものに交換して作り直した「試作2号」。
内径も少しだけ拡張しています。この大きさですと、少し奥まっているハザードスイッチ部分にも届きます。

この試作2号は塩ビパイプを使わずに、バイク用?か何かの車載用プラグレンチの筒を流用して使用しています。
因みに今回の工具に使った材料の多くは、こういった手持ちの材料を引っ張り出して使っていますので、ほぼ材料費は掛かっていません。

仕上げ。
握りやすいようにビニールテープを巻き、滑らないようにしてみました。

スイッチの2個所の穴にピッタリ入ります。
先端のワッシャーは、握りの筒にJBウエルドで接着ですから、強度が心配なような気もします。
でもこのハザードスイッチ固定用ナットは、そんなに強く締め付ける必要のない部分です。この程度の強度で大丈夫だと思われます。

車両のスイッチで最終確認。
実際に入れてから回してみると、ワッシャー外径を小さくする際の削りが若干甘く、少し楕円になっていたようです。
回すと引っ掛かりがあったので、再度グラインダーで滑らかになるよう削って仕上げています。
それに加え、2本出ているピン部分の間隔調整も若干ですが必要でした。

最終調整後。
接着強度はどうやらこの程度あれば良いようです。しっかりと回すことができました。
でもこうして工具を作ってはみたものの、今後ハザードスイッチが故障せず、これを使う機会が無い事が一番です。面倒な故障が発生せず、これを使わなくても済むよう願うばかりです。
<2023年10月>
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