エンブレムを加工する(NISSANエンブレム)

NISSAN・エンブレム程度の良いものは今まで付けていたこれしかなく、すでにこれも腐食で一部に膨れがある状態です。これ以上傷みが進まないように外して保管しておきます。

 

 

これは使い古した純正エンブレム。このようにアンチモニーのエンブレムは使用していると虫食いが進み、文字や線の溝が崩れてきてしまいます。こちらに至っては裏の2本のピンも折れている状態。

 

 

今回はこれをチタンで作ってみたのです(写真下側)。裏のピンの再現は無し。3Dプリントで仕上げているのですが、ずっしりと金属らしい重みがあります。残念なのは表面が見ての通りざらざらな事。重さは純正32グラムに対して加工品は34グラム。裏側の肉抜きが純正より甘いのでちょっと重いのだと思う。

 

 

裏側の作りは市販の強力両面テープ(S社の1.1mm厚)を貼ればちょうど良いという深さにしたつもりでしたが、実際に両面テープを貼ってボディに付けると微妙に足りない感じ。あと0.1ミリ浅くすればよかったかもしれません。

 

 

上:純正 下:加工品加工品の文字部分に黒を入れて、表面をルーターで磨いてみたところ、ちょっと滑らかになってきました。純正のメッキ仕上げのレベルには及ばないけど、なんとか装着してみても良いかと思えるレベル。

 

 

装着面:ピンが無いので強力両面テープで付けます。

 

 


テープで装着。雰囲気は良いのですが・・。文字部分の梨地を表現したくて周辺部を集中的に磨き、中央部分はざらざら感を残したのですが、やはり磨いた周辺部分も近くで見るとざらつきが少々気になります。でもよく言えば時代がついたエンブレム風か?という感じで雰囲気はあります。もっと頑張って磨くと良い輝きが出るのでしょうか。

 

 

今回はチタンの質感を確かめたくて作ってみたのですが、金属3Dプリントはエンブレムとしては高コストで、おいそれと作製できません。但し樹脂プリントと比較してみると、メッキ処理がなくても磨けばなんとか使えるレベルなので、作って黒色を入れ、あとは光沢の出るまで磨けば手軽に装着でき、そして錆びにくい素材であるというのが良い部分でしょうか。

 

 

後日・・。チタンを磨いたらきれいになるのかやってみました。
光沢も増して表面もツルツルになります。メッキの輝きには劣りますが、サビや虫食いのあるエンブレムよりは良いのではないでしょうか。

 

上が純正エンブレムで、下がチタン。
かなり良いところまで来ているように思いました。

 

 

樹脂プリントは現実的な金額でプリントできるのですが、樹脂メッキに手間がかかる事と熱による反りも懸念されます。結局のところ、一番ありがたいのはリプロ品でこういった細かなパーツを作ってくれる事なんですが、数が出ないからダメなのでしょうか。<2020年10月>

 

 

<2020年3月追加>

アメリカでこのエンブレムの複製品を作ったようです。現物を見ていませんが、おそらく樹脂で作ったと思われます。
少量生産で樹脂メッキでしょうから価格も高くなるのは理解できます。

 

 

後日追加(2022年)、クォーターエンブレム等を樹脂メッキする際、樹脂NISSANも一緒に処理してもらいました。
樹脂メッキ業者さんが上手でシルバーになったエンブレムが輝いています。この車の雰囲気から少々浮きぎみとなってしまったのですが、一般使用ならこれで問題ありません。

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