エンブレムを加工する(クォーターエンブレム)

オリジナルのクォーターエンブレムは現在装着しているものしか持っていないので、万一の紛失や腐食がすすんでしまう前に加工したものに置き換えておこうと思います。



本当はこれが入手できれば問題はないのですが、状態の良いものは現在ではほぼ入手できません。これは昭和の時代に(おそらくですが・・)製造廃止になったパーツだと思われ、この写真は資料として頂いたものです。
奇麗な写真なので細部まで確認できますが、よく見るとこの時代のエンブレムは本当に手の込んだ作りなのだとわかります。

 

 

こちらも新品パーツの資料にという事で見せてもらった時のものですが、一つ前の写真とは一部違いがあります。(外側の輪が黒く塗られる)
どちらが正解なのでしょうか?同じ純正パーツですから正解というものは無いのかもしれませんが、今回はこちらのエンブレムを参考に加工してみることにしました。

 

今入手できるこちらのエンブレムは初期ものと微妙に造りが違いますが、これを使い加工していきます。中心部分を初期から型取りしたものと置き換えるだけですが、やってみると結構大変です。
前に所有していたZでもエンブレムの予備が無かったので、盗難防止のためにいくつかエンブレムの複製を行いましたが、パーツとして新品の純正エンブレムを使って加工するのは今回が初めてです。

 

今回は左右二個だけ、新品エンブレムを使い慎重に作業します。
写真は中期タイプのエンブレムの内部をくり抜き樹脂をはめ込む準備をしている時のものです。
純正エンブレムを使う必要があるのは、クォーターピラー部分は微妙な曲面になっている為、取り付け面まで再現するとなると純正をそのまま使った方がしっくりくるのです。

 

 

仮止め状態の加工エンブレム。中央の樹脂部分は純正から型取り複製をして、バックに黒を吹き、Z文字に白を入れ、銀で縁取りしています。こうして見ると、やはりメッキで輝く部分がきれいだとエンブレムは美しく見えます。ちょっと残念なのは側面に水抜きの穴が開いている事で、詳しい人が見たら変だと思われる事でしょう。

 

矢印の部分が水抜きの穴で、このエンブレムは水抜きの為3か所に長い穴がある構造となっています。これは塞ぐことができないので諦めます。
尚、実際にこれを装着する際は裏側のピンを折り(ピン位置が違うため)両面テープでの固定となってしまいます。

 

車両に付いていたエンブレムを外し、磨いた後に比較してみました。左:加工品 右:純正品
正面からの比較では良い感じ。メッキ部分の映り込みなど金属メッキならではの感じです。


 

装着してみました。


角度を変えて見るとやはり水抜き穴は気になります。
更に困ってしまったのが、エンブレムの上下が分からなくなってしまった事で結局のところ適当に付けてしまいました。そもそも年代違いの改造パーツだから、水抜きの穴の向きはあまり気にせず、ボディの面に合うように付ければよいのです。

 

両面テープで一度貼ってはみたものの、側面の穴からテープが見え、更に微妙に浮きもあるのでまた次回調整して貼り直したいと思っています。
この純正エンブレムの良いものは、なかなかオークションにも出品されず入手も難しいので、こういったもので代用しておくと安心です。<2020年10月>


 

 

<後日追加>

真ん中を切ってしまったので、どちらが左右でどちらが上かわからなくなってしまったのですが、この写真を見て理解できました。爪は二つある方が上で切り欠き部分は上下と進行方向後ろ側に開くのだと。今回の付け方はやはり間違っていたようです。

 

初期のクォーターパネルにはこのように空気抜きの穴は開いていません。ピンを差し込む二つの穴が開いているだけです。
今回流用したエンブレムの取り付け用ピンは3つでしたから、エンブレムの時代を間違わないよう穴の数や位置を変えているのだと思われます。
たしかこの後のエンブレムは3ピンでも更に位置を変えて作られていたはずです。

 

反対側のエンブレムも取り付けました。
今回は左右上下をきちんと調べてから貼っています。でも両面テープの厚みの調整が難しく、部分的にちょっと浮いてしまいました。
今までクォーターエンブレムをいくつか複製して作っていますが、今回のは正面から見ている分にはかなり良くなったと思います。このエンブレムが傷んでしまって、これの方がましだと思われる方はやってみても良いのではないでしょうか。<2020年10月>

2年後 エンブレムのモデリングを行う

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