ステアリングのスプライン

車検の風景。
今回の車検のため入庫しているときのものです。事前にある程度整備を行って持ち込んだこともあり、大きな不具合は見つからなかったのですが、サイドスリップの数値が規定外だという事で調整をしてもらいました。

 

サイドスリップに関しては、こちらの車に乗るようになってからずっと悩んできた部分でもあります。発端はステアリングのセンターが微妙に合っていなかった事からで、そこからタイロッドでの修正を試みるようになりました。
タイロッドを適当に回して、走って変化する具合を試す事を繰り返し、真っすぐになる部分を探ってきました。自分としては走ったフィーリングの良いところで固定していたつもりでしたが、今回テスターの数値では規定外でしたので、やはり感覚はあてになりません。

 

 

センターのズレが、うまくステアリングの溝分で合えば取り付け部で調整できますが、微妙な傾きが気になる場合はタイロッドで調整しないと修正できません。
タイロッドでの調整は、右と左を同量、同方向に動かしセンターを移動させる訳ですが、この車の場合、ステアリングラックの左側は逆ネジになっているので回す方向には注意しないといけません。逆ネジである事で回す方向を惑わされ、素人の調整は難しいという要因にもなっています。

 

 

今回はステアリングの溝(スプライン)と、タイロッドのネジピッチはどういった関係になっているのか、簡単にメモを残しておこうと思います。
シャフトの軸を見る前にステアリング部分での調整刻みがどの程度なのか実際に見ていきます。取り付けナットを外し、ステアリングを抜き差ししてスプラインを一コマずつずらしています。平行から角度を付けていくとこんな感じです。

 

 

軸の溝を数えてみようとステアリングを外します。
細かすぎて良く見えません。

 

 

ステアリングの方で溝を数えてみようと、裏側から覗いてみます。やはり細かくて良く見えないので拡大します。

 

 

印を付けて数えてみると一周で36溝あるようです。
切り良く10度刻みに設定してある事がわかりました。

 

 

これで一コマ(10度)ずれている状態です。これが直進だと嫌な感じがします。でもこの角度ならステアリングを外し、一コマ修正すればよい角度なので簡単です。
以前この程度のズレをタイロッドで調整してみた事があります。その時は左右のタイロッドを一周(360度)回してみたらセンターが丁度よい感じに戻っていました。(厳密ではないので感覚です)
あくまでも感覚なのできっちりとはいきませんが、微妙な5度ズレ程度は、タイロッド180度、2~3度ズレは90度調整を目安に回すと良いのではないでしょうか。ロッドはあまり多く回さなくても、以外にステアリングに影響が出ます。

 

 

この状態でまっすぐ走ってくれれば問題はないのですが、タイヤを変えたり、ボールジョイントを交換した等パーツを変えた事が原因でずれてしまう事もあるようです。
対処方法を知っておくことも良いかと思いますが、変に触るとそのまま迷宮に迷い込む事になりますのでタイロッド調整は注意が必要です。
簡単なステアリングの溝部分での調整で済ませてしまう(微妙な角度は妥協する)のも、「迷宮」よりは良いかもしれません。



 

最後に、この車でのサイドスリップの車検合格のタイロッド位置をメモしておきます。
取り敢えずわからなくなったらここに戻すと良いという事ですね。
<2022年1月>

 

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