
現在乗っている車のワイパーを何気なくチェックしてみたら、ベロベロ状態で交換が必要でした。

ゴムの交換を行えないか確認するため、取り敢えずブレードだけ外して持ってきました。ゴム部分の長さを測ると左右とも46cmです。

ブレード本体部分を確認しておきます。
NWB(日本ワイパーブレード株式会社)製です。現在もワイパーを製造している会社ですが、このデザインのワイパーブレードは昭和の時代の車にしか使われていないものでしょう。

ゴムを押さえる端の部分。

この小さなパーツが端に刺さり、ゴムを固定しています。付け方が悪いとこの小さなパーツが飛んで無くなってしまうのです。
いまの車のブレードは、構造もゴムの交換方法も簡単になっているので、この小さな爪で固定する方式は結構面倒に感じます。

この位置に入って固定される構造です。付ける時は爪部分の隙間をちょっと広げてあげると強く固定されます。

写真ではゴムは付いていませんが、このような状態で差し込み、固定されるようになっています。

ゴムの形を見るため切断して断面図を確認しています。NWBのホームページで見ると「YAタイプ」という形状のようです。
ゴムだけ交換できないかニッサンの販売店で聞いてみたのですが、担当の方にこの形は見たことも無いと言われ、ゴムのみの交換は諦めます。
でも面白い事に、このゴムが付いた状態のブレードの新品であれば「E4100」というS30専用のパーツ番号が付く純正品で、未だに入手できるようです。

これは前に乗っていた車に付いていた使用済みの保管品です(写真下側)。外したもの(写真上側)と比べてみるとブレードの全体的な形は同じですが、微妙な違いがあります。
製造年まではわかりませんが、中央の金具の形状が大きくなっているのが比較的新しいもの。小さなものは初期のタイプです。中央の丸い留め具も大きさが違います。

この角度から見ても違いがあります。スプリングの出ているものは初期のタイプです。ブレードに「MADE IN JAPAN」等の刻印があるタイプが初期ものという事なのかもしれません。
あと2本のワイヤー(骨)の間隔ですが、初期タイプは少し広くなっているようです。

そしてこちらは新品パーツ。日産ディーラーに注文したらすぐに届きました。初期の番号とは頭の「B」部分が変わっていましたが、E4100は馴染みのあるサンマルの部品を表しています。
これが今入手できる最新のブレードの番号なのですが、ラベルを見ると2017年製造の在庫品のようです。

今回は一台分2本注文しています。

2本のワイヤーで作られる形は変わっていないようだけど、古いものにあった本体の刻印はやはりありません。
刻印するだけでコストもかかりますからやめちゃったのでしょう。一応箱のラベルには「日本製」である旨記載が入っていますが。

ゴムのみの交換も出来ないこともないようですが、ゴムのみ交換となるとYAタイプの汎用ゴムを46センチに切って使う事になりそうです。
今回入手した純正は両方の端がゴムでブロックされるように作られていますから、きちんと固定され安心です。安心を求めるならワイパーゴム交換は今後もアッセンブリー交換になってしまいそうです。

製造から50年程度経過した現在、この車に乗る人で雨の日も関係なく乗る人も少なくなったのではないでしょうか。私の場合、ワイパーは車検時の検査のためだけに動かすパーツとなってしまっています。
普段動かさない事もあり傷みません。この感じですと次の交換は10~15年後になりそうです。その時も元気にこの車を運転できて、ワイパー交換を行えるよう、一応次回分のゴムのストックと、自分の体長維持にも努めなくてはなりません。

最後に箱を見ておきます。交換の歴史が箱からもわかります。
このような箱に2本セットで入って届きます。
上から、たぶん30年くらい前の箱、15年くらい前の箱、今回入手できたパーツの箱となります。

車にセットしておしまいです。本体の構成が2本のワイヤー式である事は変わらないので雰囲気は一緒です。<2021年10月>

後日、NWB製の「YAタイプ」の汎用交換ゴムが入手できたので今回外したブレードに付けてみました。ゴムの形は一緒なのでピッタリ合います。
交換用ゴム:GR56(YA2G)。50cmなので少し切らなくてはならない。
問題はゴムを固定するストッパーが無い事です。ブレードの上下(左右かもしれませんが)どちらからでもするりとゴムが抜けてきます。まあわかっていた事ですが、かなりスムーズにゴムが移動してしまいます。

仕方がないのでゴムの下側だけ(黄色部分)を切って、ゴムの平らな部分とブレードの金属部分をブチルゴムで固定してみました。写真の通り固定部分をキレイに仕上げる事は出来ませんでしたが、これでもゴムは動かなくなったので使えそうです。
ゴムだけ交換ですから安くあがるのですが、見た目がこれだとどうでしょうねぇ。ほぼ使わないワイパーですから、いっそブチルで止めずに、見た目重視で軽く止めるのも良いのかもしれません。取り敢えず交換用のゴムを2本買いましたから、セットしておいて予備にしておきましょう。(10年後のため?)

小さな事なのですが、こちらのアーム部分も、初期のものとその後部品販売されたものでは微妙に違いがあるようです。

運転席側に現在付いているアーム。
一つ前の助手席側と比較しても、この距離からではよくわからない部分に違いがあります。

この部分ですね。

どの時期から変わっているのかわかりませんが、古いアームにはこの部分に刻印が入ります。今付いているアームはおそらく過去に交換されたいるアームで、新車時は左右に刻印が入っていたはずです。正確な時期はわからないものの、このようによく見ると表からでも確認できる部分に違いがあります。
アーム自体の形は変わらないようですから、あまり気付きませんし、機能的に変わる部分でもありませんから、余程拘りが無い限りどちらが付いていても良いパーツでしょう。

後日何気なくジャロピーさんのカタログを見ていたらありました。替えゴムが。
これがあるようならゴムを切ることなく、これで解決しますね。
<2021年10月>