ホーンパッド修理は針金

走行中は余程のことが無い限りクラクションは鳴らしませんが、先日鳴らす状況になってしまいホーンパッドを押したところ、これが脱落してしまいました。
外れると思っていないところで外れ、足元に転がってしまうのですからとても焦ります。

実はこのホーンパッドは既にヒビが数か所入っていたもので、何年か前に溝を少し深く削り、JBウエルドを入れ接着して補修していたものでした。
樹脂で作られているものですから、新品でも少しずつ劣化が進みいつかはこういった補修が必要になってきます。

前回割れを発見した時、接着剤はどれくらい持つのか試したくてやってみたのです。
結果的に接着剤での補修は少しの間は大丈夫でしたが、クラクションを鳴らすため瞬間的に力が掛かると持たないようで、接着した部分からまた割れてしまっています。やはり一度割れると接着剤のみでの補修は難しい事がわかりました。

ちょっと話が補修からそれますが、こちらは製造廃止になってしまった純正新品パッドの参考写真。私のものではありませんがサンプルの為撮影させてもらいました。Zエンブレムの状態も未使用だけにとてもきれいです。
現在、この純正新品は入手できませんが、ショップなどから新品のリプロ品ならば入手できます。

純正品を正面から。
やはり純正品は「Z」文字のラインがきれいです。
純正品が次々廃止になるところ、リプロのホーンパッドを出してくれた事はとても有難い事だと思うのですが、リプロのZ文字は少々デザインが残念なのです。座席に座ると目に入るところでもありますので、そこだけは修正して欲しいところだと思っています。

S30のエンブレムに使われる「Z」の文字はその場所により違いますが、見た瞬間に奇麗だと思われるラインで作られていると思います。

フードのエンブレムも何年か前にリプロが出ましたが(左:リプロ、右:純正品)、このリプロの字体は見ても違和感なく出来ているので、とても良いものだと思います。
できればホーンパッドリプロ品も次のロッド?(どういった作り方をしているのかわかりませんが)から見た目に美しい「Z」に変えてほしいものです。

参考までに純正パッドの裏側も。
当然ですが、新品なので裏側の樹脂の割れもありません。本来ならばこのようにキレイな状態なのでしょうけれども、経年劣化で物は傷みます。

戻りまして・・かなり傷んでしまっている現在のパッド。
接着は効かないことがわかりましたので針金方式で補修しておきます。針金補修はこれと同じパッドを使う旧車乗りは多くやっている方法です。
樹脂リングの周りのスポンジを少しカッターで掘り、針金の入るスペースを作っています。

なるべく細い針金を回して、割れてしまった樹脂が閉じる程度の力加減で締めておきます。

ピッタリと閉じた樹脂リング。
この後ステアリングに装着してみたところ、カチッと音がしてきれいにはまりました。やはり劣化したホーンパッドは針金で補修しておくのが簡単確実、そして安価という事です。
この方法でもまたいつか針金が緩くなって外れてしまうかもしれません。その時はまた締めてあげると良いかと思います。

最後にもう一つ。
ホーンパッド側を補修しても、取り付け側が傷んでいるとうまく固定出来ない事があります。パッドを付けた時「カチッ」っと音がしなかったり、すぐに外れてしまうのは取り付け側に何らかの問題があります。

対策としては金属のリングを一度外して少し広げてあげる事。
ビスを外し中のリングを取り出し、3か所の出っ張り部分を少し広げてあげるようにすれば、ホーンパッドを強く固定できるように復活する場合もあります。奥に見えている樹脂のリングが割れて不具合が出ている場合は交換するしか対策は無いでしょう。
<2021年6月>