フロント・ボールジョイントの交換

前に点検した際に不具合を見つけたボールジョイント部分を交換します。フロントメンバーでジャッキアップしボディにウマを掛けタイヤを外します。

 

こうして下からアップで覗くとボールジョイントの溶け具合が良く見えます。
交換作業の手順ですが、まず矢印のナックルアームとストラットのボルトを最初に軽く緩めておきます。
ここを緩めておかないと後でストラットと一緒に回ってしまい緩めにくくなります。以前このボルトを緩めずに作業を進め苦労した記憶があります。(インパクトを持っていれば後からでも簡単に緩める事が可能なのですが。)

 

ボールジョイントは四か所で固定されているので、それらのボルトを外します。
他にスタビライザーのナットも上側を外しフリーにしておき、トランスバースリンクを下げやすくします。
更にタイロッドエンドのジョイント部分もプーラーで外し、ナックルアームを取外しやすくしておきます。
あとは最初に緩めておいた上の写真部分、ナックルアーム⇔ストラットのボルト2本を外すとこの下の写真の状態で取り外すことが出来ます。

 

ナックルアーム+ジョイントのこの状態で外すことができます。(写真は後の新品ボールジョイントを組んだ時のもの。実際に外した時の写真は手がグリスまみれで撮れませんでした)

 

 

市販のタイロッドプーラーを使いナックルアームと分離させた時の写真。
はみ出したグリスでひどい状態です。本来のブーツはどこにあるのやらという状態になっています。

 

新品の「555」のボールジョイント。純正互換品ですがナックルアームにピッタリと合います。加工精度は高いようです。
SBJ-4102

 

無事に車体に取り付けることができたジョイント。ジョイント部のボルト固定個所は6か所あるので、ナックルアームの角度を合わせ、ボルトを一つ一つ固定していかないとなかなか付きません。ナックルアームとストラットを最初に固定する方が作業は進めやすい感じがしました。

 

 

交換してから試運転をしてみたのですが、ジョイント部分には何の問題も無いようです。  

 

 

あと矢印で示したボルト(テンションロッド固定ボルト)は前の車でも同所を作業した際にネジ山を傷めてしまったところです。結局新しいものを探して交換したのですが、抜き差しする際に痛めやすい箇所なのだと思います。

 

 

その10ミリのボルトですが7マークの細目半ネジですので準備してから作業にかかった方が良いかもしれません。ホームセンターやネジやさんでも7マーク細目の全ネジは入手出来ると思いますが、このタイプの半ネジはなかなかありません。これは前の車を整備した際、ニッサン部販で買ったと記憶しています。 <実施:2020年9月>

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<追加:装着後8か月(2021年5月)時点の写真>

交換したボールジョイントを下から覗いて見ました。運転中特に問題は感じないのですが、被膜が薄いのか錆びのようなものが少し出ています。

 

 

反対側も同じように錆が出ているようです。シャシーブラックでも塗らないと駄目でしょうか?
スタビライザーの固定用シャフトも結構錆が出ていますからなんとかしたいですね。

 

 

このままジョイント全体に錆びは広がるのでしょうか?なぜ前面だけなのでしょう。

 

 

一年経っていないのに錆が出るようですから、そもそもの被膜が弱いのでしょう。これからこのジョイントを使ってみようと思っている方は、塗装をしてから車体に装着すると良いのではないでしょうか。


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