ボンネット・ワイヤーを交換する
ボンネットを開ける際、レバーに引っ掛かりがあり動きも重いので、原因を探るべくまずはキャッチ部分を分解して中に不具合がないか状態を確かめていきます。
するとボンネットワイヤーが数本切れているのを見つけてしまったので今回のワイヤー交換に至りました。(ワイヤーが切れると車体下からこのキャッチ部分をうまく操作して開ける以外方法が無くなる)

ボンネットワイヤ―を外すにはこのキャッチ部分を外さないといけません。ワイヤーは既に交換する事にしているので、ワイヤーは切断して外しています。

ボンネットキャッチレバーの溝から外しにくく、面倒なので切断してしまった先端部分。玉部分下には長年の使用により切れてしまったワイヤーも見える。

赤矢印の部分にワイヤーが入るのですが、抜け防止のための引っ掛かり溝が狭く外しにくいのです。マイナスドライバー等で少し広げてあげると外しやすくなると思います。その後新しいワイヤーを付けたらペンチでちょっと締める、というのが良いのではないでしょうか。無理にすき間からワイヤーを入れようとすると、ワイヤーが曲がり傷んでしまうかもしれません。

清掃後のボンネットキャッチの本体部分の裏側。
パーツクリーナーできれいにしました。グリスが古くなって固まっていたのでしょう。クリーナーでグリス等の汚れを拭き取ったら動きがスムーズになりました。グリスの汚れとワイヤーの劣化が相まってレバーの動きが渋くなっていたと思われます。

可動部分にはワコーのシリコングリスを塗っておきました。

ピッカピカというところまでは磨くことはきませんが、グリス汚れがきれいになりスムーズに動くようになりましたので、ボンネット内の作業はこれで終了です。

運転席内。
レバー部分の固定はビス2本だけです。

ちょっと回しにくいところではありますがここを外し、古いワイヤーをズルズル引き出した後、新しいワイヤーを逆の手順で繋げば交換は完了します。
そんなに難しくはないのでちょっとやる気があればワイヤー交換はできると思います。

但し落ち着いて作業を行わないと、このように車マークが逆に付くという事も起こります。
後で気づき、引っ張って回すと回転できるかとやってみたのですが回せません。今のところ機能的には問題がないのでこの作業は先送りします。こういった事にならぬよう、メンテナンス作業は落ち着いて確認しながら行うのがよろしいかと思います。

この後ボンネットワイヤーの動きを試してみたのですが、引いてみると動きは軽く、変な引っ掛かりも無くなり、かなり感じがよくなりました。
レバーの引きが重い、渋いと感じる方は、ワイヤー交換までは行わないまでも、一度キャッチ部分の清掃とグリスアップはやってみても良いかと思います。

レバー部分の比較
今回外したワイヤーのレバー部分と以前外したレバーの比較。
自動車のイラストは変わらない感じです。最近出回っているリプロ品はデザインが違い、このレバーの自動車の絵が少しカッコ良くなっているものもあります。

レバーの固定部分の作りはちょっと違います。同じ初期車両なのに少しの生産年度の違いで仕様が変えられています。改良され強化されているように見えます。
左:最初期 右:今回外したもの

上:最初期 下:今回外したもの。
レバーの裏側にも違いが見られます。最初期はマイナスネジで固定されるタイプです。

これ等の違いはやはり何らかの問題があって対策されたのでしょうから、新しいものの方がおそらく良いのだとは思いますが、単なるコストダウンという事も考えられます。<2020年12月>