
その握り具合の良い革巻きですが、装着してみるとステアリング取り付け部とこの車体との相性が良くないのでしょうか、ステアリングセンターが微妙に合いません。一山の半分程度ずれてしまいます。

写真左が本来まっすぐに進む位置だとすると、このハンドルを付けた時の角度が右の状態です。少し右に切った位置にセンターがずれている状態です。
ステアリングセンターがズレていると気持ち悪いので今回はステアリングラックのロッド部分で調整してみる事にします。

具体的に調整する方法としては、車体が直進状態にある時はハンドルがやや右を向いているのですから、その状態でハンドルを本来の真っすぐの位置にするとタイヤは左に切れるという事です。であればタイヤが少し右側に向くように調整すれば良いわけです。左側のタイロッドエンド部分を短く、同じだけ右側を伸ばしてあげれば良いように思います。まあ失敗したら近くの工場に行くことになっていますから取り敢えずやってみます。

フロントタイヤ右側から。今はタイヤ右側を車体正面から作業しています。まずタイロッドと固定ナットを緩める作業が必要で、タイロッドエンド部分と固定ナット部分にレンチを掛け、それぞれ逆に回していきます。

この場合のレンチの回転方向は、タイロッドのレンチを上方向に回し、固定ナット側レンチを下に降ろします。タイロッドは21ミリ、ナットは22ミリのレンチを使います。少々固く締まっているのでCRCを吹いて力業で緩めます。

固定ナットを緩めステアリングラックの軸が動くようになったら13のレンチをステアリングラックの軸に掛け回しタイロッドの長さを調整します。この写真の方向から見てレンチをかけて下に回すと伸ばし、上に回すと縮めです。ネットで見ると少しで十分効果があるという事なので、今回は90度だけ回してみることにしました。タイロッド右側は「伸ばす」ことが必要ですので、レンチを下側に回します。これでちょっとだけロッドが伸びる事になります。この後ロックナットで固定を忘れぬよう。

こちらは左タイヤ側です。こちらのロッドは逆ネジに切られているので注意が必要です。まずはCRCをちょっと吹いてしばらく置き、固定ナットに22のレンチ、タイロッドエンド(ソケット)に21のレンチを掛け、ナットは下側に、ソケットは上にグイっと回します。手にはグローブ等をはめて作業しないと、勢い余ってどこかにぶつける恐れがありますので慎重に。

この左側のタイヤのロッドは縮める事が必要ですので、13のレンチを掛けたら写真で上方向へ回します。右タイヤと同じ90度回してみました。ほんの少しで調整できるようですので最初は少しだけです。この後ロックナットでソケットをきちんと固定します。今回はセンター調整ですから左右同じだけ動かす分には「トーの調整」にはあまり影響はないのではと思っています。(間違っているかもしれませんが)

この後テスト走行を兼ね少し車を動かしてみたところ、かなり良いところまでセンターが戻りました。
タイロッドの長さ調整は本当に少しだけ動かすだけで良いようです。一度やってみたくて今回は自分で調整してみましたが、トーインやらトーアウト等になってきますと、テスターに載せしっかり行う方が無難です。
今回はもう少し調整してみて変化を試そうと思っていますので、最後は多分グシャグシャになってディーラー等で調整してもらう事になると思います。<2020年10月>