2024車検対策④ ブレーキキャリパー

以前オーバーホールして、すぐに使える状態で保管していた純正キャリパーです。
車検でブレーキ内部をメンテすると決めた時には、こうして事前にオーバーホールして保管していたキャリパーと交換する方が効率がよいので、最近はこの方法でやっております。
特に今回の車検ではフロントハブのベアリングも交換する予定でおりますので、ブレーキャリパーを外す必要があります。ちょっと交換メンテには早いのですが、よい機会ですからキャリパーを交換することにしました。



こうして1セット予備キャリパーを準備し、これに可能ならばパッドまでセットしておけば、交換は楽に行えると思います。
今回はそこまで気が回らず、使っていたキャリパーからパッドを移植しなければならなかったので、ブレーキメンテナンスに少々時間が掛かってしまいました。

 

 

今回使うキャリパー。
ピストンのシールに関しては今まで何度も使ってみて問題がなかったミヤコ製。
ピストンはアメリカで流通している製品をこのキャリパーにはあらかじめ組み込んでいます。

 

 

ピストン。
今回試しに入れているのはこちらです。
アメリカで売られていて、(確か eBay?)かなり前になりますが、ピストンと取り付け金具類をまとめて購入した際のストック品です。純正新品と比較すると、ピストン自体の価格は安価だったこともあり入手したものです。でも海外から購入すると送料が割高ですし、今ですと為替の影響も受けるので、日本国内で新品を買うのと、あまり変わらない価格になってしまうのではないでしょうか。

 

 

このピストンですが、ちょっと造りが変わっています。
純正だと凹みのあるピストンの表面が平になっています。ツルッとしたピストンです。そのためでしょうかか、重量は純正品より少し重くなっています。

その分強度はちょっと余分にありそうな雰囲気です。

 

 

平らである事や重い事が、肝心のブレーキの作用に影響が無ければよいと思いつつ、このピストンをこれから数年間試してみる事にします。
海外で普通に使われている社外ピストンですから、問題は無いと思いますが、もし違和感を感じるようならばまた交換すればよいだけです。とりあえず使ってみましょう。
(2024年9月追記:ブレーキには何の違和感もないので、このまま使っていこうと思います。)

 

 

ハブベアリング交換後に車体に付けた時の写真です。プラグも新しくしてます。
オーバーホール後はシルバー耐熱塗料で塗ってしまうことが多いのですが、シルバーのキャリパーは若干違和感もあります。

 

 

キャリパー、その2。
こちらは以前この車に装着されていたスカイライン用のキャリパーです。
2020年のメンテナンスで、このキャリパーはお役御免になり、それからこの状態で保管していました。外す前に引きずり等があったものですから、内部の状態を確認するためピストンを取り出し、確認後はすっとこの状態でした。

 

ピストンを外したまましばらく放置していたのがあまり良くなかったのでしょう。シリンダー内に薄くさびが出てしまったようです。
やはり放置した状態では駄目でした。保管するにしても、これ以上悪化しないよう手入れをしてからにします。
電動ドリル+真鍮ブラシ、溝をきれいにするツールなどを使って、すぐに使える状態まで戻した上で、あらためて保管しておこうと思います。

 

 

この純正キャリパーはシリンダーが対向する一体型ですから、直線的なブラシだとシリンダー内部に入っていきません。
シリンダー内部では縦磨きは良く無いので、横に磨く事が可能な回転真鍮ブラシ等を使って作業します。電動ドリルに回転の向きを90度変換できるL字のアダプターを付け、その先に真鍮ブラシ等を付けるとキャリパー内を磨くことができるようになります。。
でもやわらかい真鍮ブラシとはいえ、強く磨き過ぎるもの良くないと思うので、軽く当てて削り過ぎないように注意が必要です。

 

 

真鍮ブラシで表面を、そして細かい溝は「キャリパーホジホジ」を使って汚れやさびを落とします。磨いた後を手で触ってみたらツルツルです。かなりきれいになりました。

 

 

磨いたシリンダーをそのままにしておくと、またサビてしまうのは目に見えているので、状態の良い純正品の中古ピストンを蓋の代わりに入れておくことにします。
グリスを付けて入れておけば、きれいな状態を維持したまま保管できると思います。

 

 

結局、半端に保管してもいけないかと思い、内部やピストンをもう少し磨いてから洗浄、その後新品ラバーシールを使って、一度きっちり組みつけてしまう事にしました。

 

 

ここまでやったのですから、ブリーダープラグも新品を付けておきましょう。

 

 

きれいになったスカイライン純正のキャリパー。
ここまでやってみたものの、スカイライン用キャリパーですと、他に接続用のホースやバンジョーボルト等を別に入手しないとZには使う事ができません。日産のほぼ同じ時期のZとスカイラインなのに、パーツは共通化して欲しかったですね。当時の状況ですと、Zとスカイラインだったから共通化出来なかったのかもしれませんが、ちょっと残念な事です。

今回外したキャリパーの内部を今は確認できないので、また後ほどメンテナンスをすることにします。<2024年1月>

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最後に、今まで使っていたブレーキキャリパーの状態をこちらに追加しておきます・・

さて今回取り外したキャリパーはどんな状態だったのか?
内部の確認とメンテナンスを兼ねてピストンを取り出してみました。 つい最近まで使っていたキャリパーですから、エアーを入れるとピストンも簡単に出てきます。

 

 

キャリパー内部の二つのピストンをエアーを使い出していきます。

 

 

ピストンを取り出したキャリパー。
中古キャリパーをオーバーホールし、再装着してから3年半ほど使用したものですから、状態もそれなりです。

 

 

3年ほど前にこれを取り付ける際は、しっかりメンテナンスして、耐熱塗料できれいに仕上げて取り付けてはいたのですが、このキャリパーも製造から50年近く経過している事もあり、やはり汚れや傷も目立つようになってしまいました。

 

 

取り出したピストン。
そこそこの汚れと、若干の錆がありましたが、まだ再使用はできる状態のようです。

 

 

汚れを取ってから四個並べてみました。
この状態ならば再使用も可能なのではないかと思います。




キャリパーのシリンダー内部。
内壁をブラシやキャリパーホジホジなどを使って汚れを落としてみました。致命的な傷も無くまだ使える状態だと思います。

 

 

最終的にはこの形で保管。
ピストンを組み込み、ストックしていた手持ちのブレーキパッド等の小物パーツを付けて、今度はこちらを予備の保管キャリパーとします。

 

 

これを使うのは4~6年後になりそうです。それまで棚で眠ってもらいます。<2024年3月:追加終わり>

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