
前回、純正サイドフラッシャーランプとリプロのランプの違いを比較してみましたが、純正ランプにも製造年で多少の違いがあることがわかりました。
そうなりますと、現在車についているランプの内部構造や刻印も確認したくなってしまいます。
ビスを外して内部を確認するだけなので、簡単だろうとあまり深く考えずビスを外していったのですが、今回はそれが原因で少々面倒な事になってしまいました。

現在のランプの取り外し。
ビスを外してランプを外します。写真は外れた状態ですが、ビスを緩めてもゴムがフェンダーに密着していて、なかなか外れない状態でした。
樹脂のヘラで少しずつ剥がして外していきました。この時点でやめておけば良かったと思ったのですが、もう遅い。

長年の使用によりゴムが傷んでいます。ひび割れもありますし、弾力も失われてしまっています。

ボディから外して細部をよく確認します。
防水のゴムですが、ボディやレンズにくっついてしまい、結果無理に剥がそうとしてこの有様です。
これでは再使用はできません。反対側も外すと同じ事でしょうから、今回は触らない事にしました。

ランプ内部。
ゴムはダメでしたが、内部の状態はそれほど悪くありません。というよりとても奇麗な状態を保っています。
電球も回すとすんなり外れ、サビは内部に全くありません。

電球は12V-8W。
サイドフラッシャーに使われる正規の電球が入っていました。

見たかった内部の状態を確認。
結論から言いますと、刻印や構造などに違いはありません。刻印も「IKI 5004」他一緒でした。
こちらにも「SAEPIA69」が入っています。「69」が入っていると、どうしてもS30Zの販売年と絡めてしまい1969年を連想してしまいます。

こちらは前に取り上げました初期車から外したランプ。
このランプにも先の「SAEPIA69」の刻印や「IKI 5004」の刻印が確認できます。マニアな違いを言いますと、こちらのより古いタイプは「SAE PIA69」と間にスペースが入るようです。他に違いは見出せません。
この違いを見るためだけに、この面倒な事をやってしまったようです。

刻印についてはもうこれくらいにして、ゴムがダメになったサイドフラッシャーを取り付けなくてはなりません。
純正新品は持ち合わせていないのでリプロを使う事にします。まさかこんなに早くストックしていたリプロを使う事になるとは思いませんでした。
リプロのレンズは前回比較したように少し濃いアンバー。
こうして単体でセットすれば違和感は全くありません。

ライト裏側。
リプロのハーネスをセットしています。
そこそこコードを引っ張りセットすると長さもちょうどよい感じでした。
。

ラジエター前側。
ここでギボシ接続です。何の問題も無く丁度よい感じで接続できました。

レンズの付け替え。
リプロをポン付け状態で使ってみようかとも思ったのですが、外した純正レンズもあるし、何より今の状態だと左右で色が違ってしまいます。左右同時に見る事も無いし、このランプに注目する人もいないと思うのですが、何となく気になるので純正レンズ部分だけ交換することにしました。
上:純正 下:リプロ

レンズ純正+本体リプロ。
サイズは一緒なので交換してもすき間等はありません。接続も問題が無かったようでちゃんと点滅しています。リプロ自体の出来も良いですから、外から見てレンズ以外がリプロである事は、ほぼわからないレベルだと思います。
この電球は12V-7.5Wだけど、-0.5Wの減光って見分けられるものなのでしょうか。

リプロの取り付け状態。
前にも記載しておりますが、サイドから見て、フラッシャー面がボディ面に対して水平に取り付けられないといけません。(横から見ると垂直)
フェンダーの先が絞られているので、このような取り付けになるのが標準です。
このリプロのランプですが、作りは本当に良いと思います。現在オークション等で入手できるランプをよく見ると、ボディの角度に合うようにゴムが斜めカットされる部分が無かったり、ハーネスの作りが雑だったりと、加工が必要なものが多く見受けられます。リプロでも質の良いリプロを見極める事が必要なようです。

ゴムパーツは慎重に。
今回は何も考えずサイドフラッシャーランプを外し、結果痛い目に合ってしまいました。
装着してかなり時間の経過しているゴムパーツは、外したら最後、再使用が出来なくなる恐れがあります。ゴムの怖さは理解していたのに、今回外した部分が交換が必要なほど傷んでいた事に気付かず、結局外してみてゴムの予想以上の劣化に驚いたという次第です。
予備パーツの無い状態では、安易にゴムパーツは外さない方が良い事が良くわかりました。<2023年9月>